2008年5月6日火曜日

日本は世界で第何位?

『日本は世界で第何位?』という本があって、日本に対するイメージや日本人自身が思っている日本像が、客観的に観たらどれほどなのか気づかせてくれてなかなか面白かった。

そのうちの一つ --- 日本は大きいか小さいか、を客観的に観ると・・・

日本は島国、ゆえに「狭い」と日本人ならほぼ100%信じているはずだ。日本の国土面積は37.8万平方キロメートル。これが世界の中で見たら広いのか狭いのか、大きいのか小さいのか。

世界規模で比較する前に、G8の国々で比べたらどうなるか。ロシア、カナダ、アメリカが日本より広いのは誰でもわかる。ではそれ以外では?

答え-上記3カ国の次はフランス、その次が日本。
日本はドイツ、イタリア、イギリスより広かった。知らなかった・・・

では世界レベルでは?
193カ国のうち日本は62位。うーん、たいして広くはない。上から三分の一になんとか入っている感じ。
アジアの中ではどうか。答え-39か国中17位。これなら半分に入る。 まぁ、決して小さくはないか・・・  この本の著者も日本人なので日本びいきに見たくなるんでしょう。

驚いたのが「もし日本がヨーロッパにあったなら」として紹介されているところ。
なんと日本の面積は第7位になる。上位2カ国はロシアとウクライナだから、日本人が普通にイメージするヨーロッパ(西欧、北欧)と比較すると、フランス、スペイン、スウェーデン、ノルウェーに次いて5番目の広さ。

ちなみに、国の大小としてこの本で紹介されている他の項目での日本のランキングは以下のとおり。
経済力:2位
軍事費:5位
人口:10位

では、そのほかにこの本で紹介されているビックリ項目、ナットク項目をいくつかあげましょう。

ジニ係数でみる平等ランキング:
日本は2位 (1位はデンマーク、3位はスウェーデンとベルギー)
・・・[近頃の格差論議っていったい何なのか?]

タクシー運賃の高さ:
日本は3位 (1位 スウェーデン、2位 フランス)
・・・[最近都内のタクシー料金、また値上げされたなぁ??]

一軒あたりの平均床面積:
日本は5位 (下から、ではなく上から5番目!!)
・・・[よくわかりません!? 一軒家だけ取った統計か? アメリカと比較して狭いと思っているだけか? ]



ちなみに4月26日の記事で、「日本人は集団主義」ではない? というコラムがあった。結論だけ引用すると「日本人は和を乱すことを嫌い近しい人の言葉には同調しやすい、という通説は間違い。米国が、異なる文化を持つ国に投影したイメージを日本人自らが信じた、と考えられる。」とのことだ。
これはとても大事なことで、周りがそう言うからそう思っている、という「勘違い」は多いように思う。上記はその一つ。先月の『よその国はどうだろう』もそうです。 

2008年4月25日金曜日

『よその国はどうだろう』 メールニュース第11号

おはようございます。グッドジョブクリエーションズの井上です。
本日はメールニュース(第11号)をお届けにあがりました。
まず、新年度最初の配信にあたりお断りですが、部署、役職などご変更の方も多かろうと思います。そのような場合にはお手数ですが、 email@goodjobcreations.co.jp までご連絡いただきますようお願い申し上げます。

さてさて、来週からゴールデンウィーク。連休の計画はお決まりですか。今年入って円高ですから、海外へ行く方も多いでしょう。では事前によその国をちょっと覗いて見ましょうか!?

―・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――
よその国はどうだろう?
―・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――

先日、新聞のコラムで最近話題の“ねじれ国会”のネタを読んでいたら、「よその国はどうだろう?」というフレーズに続いて、へぇ~と思わせることが書いてあった。それは「世界で議会を持つ国の六割超は一院制」というもの。
日本のような二院制の方がむしろ少数派なのだ。知らなかった・・・
そういう国はねじれ国会が無くていいなぁと思いきやそうでもない。それは行政と議会のねじれ。確か、おとなり韓国と台湾は(どちらも一院制です)前回の選挙(韓国は今月の総選挙、台湾は先月の総統選)まではねじれ状態だったはず。
アメリカ(二院制ですが)は上院下院が民主党、大統領は共和党。ちなみによその国を見ずとも大阪府政はオール野党!!!

というのは前置きで、今回は珍しく人材ネタで「よその国はどうだろう?」を考えてみました。過度期にある人材派遣業界を擁護する刺激的な内容です、あらかじめお断りします。

   ・・・・・・・・・・ 

人材派遣が格差社会の元凶のように言う論調がありますが、業界人としてハッキリ言わせて貰います。派遣は悪で正社員は善、と言わんばかりの風潮には断固反対です。よその国の人材派遣市場を見てみましょうか?
労働人口に占める派遣の比率で言うと、イギリス、オランダは4%、フランス、アメリカが2%、日本はわずか1%。日本の派遣市場はまだまだ成長余地が高いんですよ。なのに悪者扱いされちゃたまらん!「大手企業○△、派遣社員×千人を正社員へ転換、格差解消へ。」
なんてニュースが出るとショックですね。格差を解消したいなら他の解決法を紹介します!

あくまで私見ですがいわゆる“格差”の本質は二つあって、一つは正社員が年功賃金でありながら、派遣社員は市場賃金であること。(週間ダイヤモンド3月8日号より。)もう一つは、正社員は解雇が極めて難しい一方で派遣社員は比較的容易ということだ。

一つ目についてですが、よその国を見れば日本ほど給与の年功序列がはっきりしている国なんて珍しいわけでしょう。(調べたわけではないがたぶん。)年功的な要素が全く不要とは言わないが、もう少し市場原理を織り交ぜてもいいはず。
例えばの話、2007年問題(団塊の世代の一斉退職)が話題になりましたが、定年再雇用のとたんに給料が半減なんておかしいと思いませんか。60歳に到達した瞬間にその人材の価値が半減するわけがない。せめて2割減くらいで・・・などではなく、その逆です、真逆。定年直前までの給料が高すぎたんです。50歳代後半の給料をもっと抑えればよかったのに、定年のとたん半分なんてかわいそうです!?

二つ目ですが、解雇しにくさ、しやすさ、でよその国を見てみましょうか?
まずはアメリカ。アメリカでは正社員も非正社員も比較的簡単に解雇できます。

次にEU諸国。EUでは正社員、非正社員とも簡単には解雇できません。つまりその意味での格差はどちらも小さい。一方日本。正社員はEU並みに解雇しにくく、非正社員はアメリカ並みに解雇しやすい、のだそうだ。(日経新聞3月7日)

アメリカやEUのようにどちらか一方を他方に合わせればこの格差は解消するでしょう。ならばいっそのこと正社員を解雇しやすくしてみては?絶対その方が真剣に働きます。新卒が3年で三割も辞めるご時勢、会社都合で雇用関係を解消できないなんて不公平でしょう。(これこそ労使格差!)

結論:格差は派遣が原因なのではなく実はその逆、正社員優遇が原因。よって「大手○△、管理職を派遣に転換。国際基準で格差解消ウルトラC。」なんてニュースが一面トップを飾るのが望ましい、て言ったら暴論でしょーかっ!!!

   ・・・・・・・・・・     

かなり刺激的、というより反社会的(?)なことを書きました、すいません。狭い了見で国内要因だけで議論するのはいかがなものか、というメッセージのつもりです。

ゴールデンウィークは海外へ出て視野をひろ~く持ちましょう、というのが本当の結論ですよ、ではよいお休みを。

2008年3月31日月曜日

『20年後に咲く桜』 メールニュース第10号

皆さん、おはようございます。グッドジョブクリエーションズの井上です。
本日はメールニュース(第10号)をお届けにあがりました。

東京では桜が満開ですね。週末はお花見でしたか?私どもの会社のすぐそば、目黒川も花見の名所ですから昨日一昨日は結構な賑わいでした。翻って今日3月31日は雨の中多く会社が年度末、明日からは新入社員を迎えての新年度ですよね。だから、というわけじゃないですが今回のメールニュースは将来の話。今年一月に10年後の予想をしましたが、今日はなんと20年後について書いてみました。

―・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・
20年後に咲く桜
―・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・

東京の都心では先週末あたりがソメイヨシノの満開。地球温暖化の影響かどうかは知らないが、最近桜の開花は確かに早い。昔だったらあと一週間先、ちょうど始業式の頃が見ごろだったような気がする。

で、20年後の話をする前にまずは20年以上前の話を二つ。
① 私が中学生だった頃、校長先生が桜満開の始業式で、「光ファイバーというものが近ごろ完成して、これを使えば将来はスゴイことになるぞ!」 と言っていたことをはっきり覚えている。校長なんて始業式と終業式以外には見ない存在だったが、風変わりな訓話だけは印象的だ。
えっ、光ファイバー? いま思うとあっけに取られる。その頃、1980年代前半はまだインターネットもない時代。それから20年経って光ファイバーの導入が始まり、今ではパソコンで映画が見られるようになっているが・・・ あの校長、なぜあの時代に光ファイバーのある世界を予想できたのか?

② ソニーの共同創業者 盛田昭夫氏が1986年に記した本『Made in Japan - わが体験的国際戦略 -』を読んでいて感動する場面がいくつかあったが、そのうちの一つ。ソニーの中央研究所を紹介している場面で、「ここでは10年先20年先のテクノロジーを研究している」というくだりに続いて、今の名前で言えば“有機EL”であろうと思われる技術の記述がある。そして、中央研究所ではこの技術の「可能性に熱い目を向けている。」 と書いてあるのだ!
えっ、有機EL? ついこの間テレビとか携帯とかに出てきたばかりのような気がするが・・・ 1986年、なんと今から20年以上前にすでに研究が始まっていたのだ!なんとなく感動ですねぇ。

きっと今この瞬間も、どこかでだれかが20年後のテクノロジーを研究しているに違いない。一体どんな研究だろう?それを思うとワクワクする、と書いて今回のメールニュースを終えようとしていたら、昨日の新聞(日経新聞 3月30日 サイエンス欄)で「最新技術を駆使した森林復元」っていうのがあった。結論だけ書くと、遺伝子組み換えによって荒れ地や乾燥地でも可能な植林技術が開発されつつあって、うまく行けば約20年先、「2030年ころに最大で百億トンのCO2が吸収できるという。この量は30年ころに全世界で消費される化石燃料で発生するCO2量に匹敵する」のだそうだ。であれば昨今の悪役 地球温暖化にも歯止めがかかるのでは、なんて考えるのは楽観的過ぎか?

いやいや、わかりませんよ。一月のメールニュースにも書いたが「科学技術の発展は我々の認識を上回り、予測できる事は実現する。」のだ。植林技術もきっとうまく行くでしょう。

光ファイバーも有機ELにしても、20年前には研究者以外誰も知らなかった。ところが今日ではそれが当たり前。バイオテクノロジーがそうならない理由はない。20年後はバイオカーとかバイオハウスとかバイオ飛行機とか・・・そんなものが当たり前になっていて、温暖化なんかは過去の話になっていて、桜の満開も始業式の頃に戻っていて・・・
ではなくて、年中満開の新種ができているでしょうね、きっと。
めでたし、めでたし。

2008年2月26日火曜日

『人間左回りの法則』 メールニュース第9号

梅の花があちこちでほころび始め、春は来ぬ、なんて浮かれていたら先週末は春の嵐、それもまれに見る大嵐でしたね。大丈夫でしたか?とはいえ来週はもう二十四節気の啓蟄。冬の間に硬くなった体を動かす時期ですね。

で、今月は体の不思議に関するお話~。

―・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――
人間左回りの法則
―・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――

まずは質問。
「あなたの目の前の道が二手に分かれています。どちらかに進んでください。右か左か、あなたはどちらを選びますか?」
答えはおそらく左。なぜか。人は左に行きやすいから!

「なぜか人は左に回る」こんな説が新聞に紹介されていました。以下はそこで取り上げられていたスポーツからの例。(左に回る、とは左手が内側にくるように回ること。)

○ 競技:陸上のトラックは左回り。スケートリンクも自転車競技も左回り。
○ ジョギング:ある土曜の夕方、皇居のお堀をジョギングする人の数を数えたら、左回りが139人、右回りはたったの12人。
○ 野球:ベースは左回り。
○ もう一つ野球:投げ終わったあと左(一塁側)に傾く投手は多いが右側に傾く投手は見ない。
○ マッサージ師の観察:「人間の体は右にひねりにくく、左にひねりやすい。逆の人に会ったことはありません。」

私たちの体には右側に重い肝臓があり、バランスを取るため左に重心が移る習性がある、という仮説があるそうだ。それはさておき、これを商売に応用する例を紹介します。

○ 人の流れの左側に店を置くと消費につながりやすい。
人は左に回りやすい=左の方が視界に入りやすい。例えばショッピングモールで食事をおえた人の通り道。左側にスイーツの店を置き、多くの人を購買へ誘う。
○ お客さんを右回りに誘導してゆっくり商品を見てもらう。
左回りだと人間にとって自然な動きなのでさっさと歩いて行ってしまうが、右回りだと歩くスピードが落ちるので商品をよく見てもらえる。

ちなみに古くからあるスーパーマーケットなどは、入口から入って左へ回る動線がほとんどらしいです。それが人間の自然な動きだとすれば当然でしょう。では最近の業態であるコンビニはどうか。コンビニなしでは生きられない私の観察ですが、セブンイレブンは入口から左に展開していることが多く、ampmは右に展開していることが多い。店作りのコンセプトに違いがあるのだろうか。
同じく新しい業態といえる家電量販店はどうだろう。ヤマダ電機のエスカレーターは右回り、ビックカメラは左回り(だったと思う)。各階に立ち止まって商品を見て欲しいのか、目的の売場まで迷わず向かって確実に買って欲しいのか。

皆さんも観察してみてはいかが?なんせ春ですからね、コートを捨て街へ出て、あれこれ見て回りましょう。

では最後にもう一つ、私の国際感覚あふれる観察!?

日本やイギリスは左側通行。(ヤマダ電機-セブンイレブンタイプ)左側に目をやりながら寄り道、あれこれ買い物してしまう感じ。
中国やアメリカは右側通行。(ampm-ビックカメラタイプ)国土は広いし競争が熾烈なのでとにかく目的地に真っ先にたどり着こう!そんなイメージでしょうか。

海外出張の際に観察してください。

ではまた来月!

2008年2月6日水曜日

人材のチカラ!

いつも新聞を何気なく読み流してしまうことが多いのだが、「人材」とか「職」とかいう単語があるとどうしても目がいってしまう。その中でも「おぉーっ!」と感激したのが少し前だが、竹中平蔵教授(前の総務大臣)の「社会が求める人材、必要な4つの力」という慶応大学での講演の要約記事(平成19年11月23日)。ここでその一部を紹介することにします。

竹中教授は『「新しいものを生み出すのは資本ではなく、人間の力である」と考える。そして、この四つの力を身につける教育こそ、未来を切り開く人材の育成につながる。』のだそうだ。その四つの力とは・・・テクノロジー、デザイン、マネジメント、ポリシーである、ってちょっとカタカナ多くてわかりづらいが。

新しいものを生み出すのは資本ではなく、とはこういうこと。かつて国民所得倍増計画で名を知られる池田内閣のブレーンだった下村治氏は、将来を作るのは資本の力だ、と主張したそうだ。実際この理論は当時は正しくて、成長とはどれだけ投資し、資本を蓄積できるかで決まる時代が続いた。1960年前後の日本の高度成長も近年のアジア経済の発展も資本の力で成し遂げられた。

残念なことに経済成長とともに投資比率と資本の生産性が落ち、成長率も下がっていく。これも自明のこと。一般に先進国の成長率より発展途上国のそれの方が大きい。ところが90年代のアメリカはこの理論を覆した。世界で最も成熟しているアメリカ経済の成長力が急速に高まった。それはIT革命(デジタル革命と言っても同じことだと思う)による新しい技術を社会が取り込み、活用できるようになったからだと考えられるのだそうだ。

続いて翌24日の日経新聞の社説でこんなのがあった。「最近の世界経済で目を引くのは、アイルランドやフィンランドなど人口一千万人に満たない元気な小国だ。これらの国はITを軸に独自の産業集積を実現し、世界の中で存在感を獲得した。」えっ、そういう国が目を引いているの?と思うかもしれないが、それは実際にそうで、これらの国の一人当たりGDPを見ると如実に上昇、世界の順位は一桁台で、かつて何の不思議もなく世界トップクラスだった日本はいまや20番台の手前だ。これら北欧の小国はデジタル革命を経て成長力を高めたのだと考えられる。

今起こっているのはデジタル革命なのだそうだ。デジタルと普通に使っていてもどういうことかというと、音声、映像、文字などの情報を数字に置き換える技術のことを言うそうだ。目に見える情報がなんでもデジタル=数字に置き換わって世界中と交信できる、それがデジタル時代だ。

このデジタル革命が90年代のアメリカで起こって、その革命がいま世界中に伝播している最中なのだろう。図らずも私はその時アメリカに住んでいて、会社でも家でも何でもメールだなぁと驚いたものだが、それが革命のはしりだったのだろうか・・・

北欧のアイルランドは硬貨の発行がほとんど無くなってしまったらしい。なぜかというと、クレジットカードや非接触式ICカード(エディやスイカのようなカード)が社会の隅々まで普及しているから。
なるほど、キーワードはIT、IT、IT・・・ 私がよく相談を持ちかけるある会社の社長も、これからはITとアジア、ってよく言ってる。

そういえば最近よく分からない単語が増えてきた。SNSとかセカンドライフとか。まずいな、ついていかないと・・・
これからの時代、成長をリードするのは資本(=お金)じゃない、人材、つまり自分自身の生産性だ。

2008年1月29日火曜日

『当たる!将来予想』 メールニュース第8号

お正月気分はとっくに抜けきっていることとは思いますが、メールニュースは今年の第一号。皆さま、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いしま
す。
さて、新年に将来予想はつきもの。そこで今回は私、井上一幸が10年後を予想しました!

―・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・―
当たる!将来予想
―・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・――・・・―

1月7日の日経新聞夕刊のコラム。今から遡ること100年強、1901年正月の報知新聞で、100年後の未来としてエアコンやテレビ電話の存在に加えて、「無線電話で海外の友人と話ができる」「列車が東京・神戸間を2時間半で走る」などが予想されていたそうだ。前者は携帯電話、後者は新幹線として正に実現しており、予想の実現率は全体として70%に達している。段落の最後に「科学技術の発展は我々の認識を上回り、予測できる事は実現するということだろう」とある。

で、2008年のスタートにあたって、科学技術じゃないけど私の予想。10年後は、「日本は移民にオープンな国になっている」・・・???
って言っても別に驚きませんよね。「そりゃ、そうじゃないの!?」くらいの反応が聞こえてきそう。じゃぁ、「10年後は年間50万人が日本に移民する。」と言ったら少しは意外感があるだろうか。
でもきっと実現しますよ。


週刊エコノミスト1月15日号の特集「労働開国」にこんな一文がある。「毎年4万人を超える外国人が永住権を取得する国はどこか ―。答えは日本だ。カナダやオーストラリアのように、永住を目的とした外国人を受け入れてはいないから、意外に思う人も多いのではないか。」
確かに入国管理局の統計から“一般永住”の資格取得者の増加数を取ると、
43,136人
(2003年)
45,953人(2004年)
36,840人(2005年)
44,673人(2006年)

私は上記に帰化を加えようと思う。スポーツ選手じゃなくても日本に帰化する(日本国籍を取得する)人は多数いて、同じく入管統計から年ごとの帰化許可数を拾うと、
17,633人(2003年)
16,336人(2004年)
15,251人(2005年)
14,108人(2006年)

よって
合わせると優に5万を越える人々が毎年日本に移民している、と言えるわけだ。10年後に50万人、現在の10倍だったら有り得ない話じゃないでしょう。

永住するくらいの外国人は単純労働者じゃありませんよ。高級な技術者とかホワイトカラー層です。
負けてられません、今から切磋琢磨しましょうね。


では皆さん、また10年後・・・ではなくてまた来月。お楽しみに

2008年1月15日火曜日

外国人ホワイトカラーの時代

TIME Asia (英字誌)の昨年12月17日号の表紙を見た人はいるだろうか。日の丸(日本の国旗)の下半分が黄色い星(五紅星旗のイメージ)のついたドアになっていて、そのドアが日の丸の内側に向かって開いている。「日本の扉を開けて中国人が入ってくる。」そんな様子をうまく表現しているのだ。
表紙を飾るタイトルは
「Japan’s Open Door – Japan is letting in ever greater number of immigrants from China – in the process changing forever the character of both nations」。


この特集記事は、単純労働者ではないホワイトカラーとしての中国人を紹介している。私も最近「中国人ホワイトカラー」という単語を使っているので、まさに我が意を得たり、だ。

ホワイトカラーとして外国人が考えられる時代(欧米系の“白人”ではない外国人)はきっとすぐそこなのだと思う。